👉 体重をゴールにしない
体脂肪率を基準にすべき科学的理由「トレーニングをやめたらリバウンドするのでは?」
「その体型を維持するのは大変でしょう?」
よく言われます。しかし答えは NO! それは
👉 理想体脂肪率に到達していない状態の話
です。
筋肉は“努力量”と“生理環境”で決まる
筋肉量や体型は
単純なトレーニング量ではなく、
・ホルモン環境
・糖代謝
・栄養分配
・炎症状態
といった
内部の生理状態
に強く支配されています。
この環境が整うと
筋肉は
作りやすくなり
減りにくくなります。
筋肉が育ち、維持しやすい体脂肪率
actryseでは、
筋発達と代謝安定が両立する体脂肪率を
■ 男性:10〜15%
■ 女性:15〜20%
と見ています。
これは単なる見た目の問題ではなく、
身体が
👉 安全だと認識している状態
です。
このゾーンで身体に起きていること
理想体脂肪率では、
■ アロマターゼ過剰活性が起きにくい
→ テストステロンが有効に働く
脂肪細胞には
👉 アロマターゼ酵素
が存在します。
体脂肪が増加すると
テストステロン
→ エストロゲンへ変換
が促進されます。
これは筋合成能力を低下させる方向に働きます。
10〜15%では
✔ テストステロンの利用効率維持
✔ 同化ホルモン環境の保持
が可能になります。
■ インスリン抵抗性が起きにくい
→ 栄養が脂肪ではなく筋肉へ届く
体脂肪率の増加は
脂肪細胞由来サイトカイン(TNF-α、IL-6)
の分泌を促進し
👉 インスリン抵抗性
を誘導します。
しかし適正体脂肪では
✔ 筋細胞へのグルコース取り込み効率維持
✔ 筋優位の栄養分配(Nutrient Partitioning)
が保たれます。
■ GLUT4トランスロケーションが良好
→ 筋細胞への糖取り込み効率が高い
筋肉の糖取り込みは
👉 GLUT4輸送体
に依存します。
適正体脂肪率では
✔ GLUT4活性が維持され
✔ トレーニング後の筋グリコーゲン再合成が促進
されます。
結果として
✔ 回復速度向上
✔ トレーニング適応向上
につながります。
■ 筋グリコーゲン回復が速い
→ トレーニング適応が進みやすい
■ mTOR経路が働きやすい
→ 筋タンパク同化が起こりやすい
インスリン感受性が良好な状態では
mTORシグナル経路が活性化しやすく
✔ 筋タンパク質合成(MPS)促進
✔ 筋分解抑制
が成立します。
■ 慢性炎症が低い
→ 筋分解が起きにくい
つまり、
身体が
👉 筋肉を維持する側に回る
状態になります。
「やめたら戻る」は本当か?
この生理状態に入ると、
筋肉は
▶ 減りにくく
▶ 脂肪は付きにくく
なります。
これは
・インスリン感受性改善
・栄養分配の最適化
・ホルモン安定
によって説明されます。
つまり、
リバウンドしにくい状態です。
維持が楽になる理由
理想体脂肪率に到達すると、
身体は
▶ 筋肉を守る
▶ 脂肪を溜めにくい
方向へ働きます。
そのため、
過度な食事制限や高頻度トレーニングを続けなくても、
・週1〜2回の筋刺激
・基本的な栄養管理
で維持が可能になります。
実体験として
私自身も年間を通して
体脂肪率9〜12%を維持していますし
妻も10~15%を維持してます
私自身も、特別な苦労は感じませんし
彼女に至っては私以上にお酒も、スイーツも楽しんでますが
身体が
▶ 筋肉を保ち
▶ 脂肪を増やしにくい
状態にあるため、ホメオスタシスが働きやすいのです
「維持が大変」と感じる本当の理由
確かに、肥満の人や運動嫌い、食事改善をする気がないと
男性15%以下
女性20%以下
に到達出来ませんし、やる気があっても到達するまでの過程は簡単ではありません。
生活習慣の調整や代謝の再構築が必要です。
そのため多くの人が、
「ここまで大変なら、維持はもっと大変だ」
と考え、
無理を避けようとして
途中で
男性20〜25%
女性25%前後
で止まってしまいます。
実は、このゾーンが最も不安定
この体脂肪帯では
■ インスリン抵抗性が残る
■ 栄養が脂肪へ流れやすい
■ 炎症レベルがやや高い
■ アロマターゼ活性が増えやすい
という、
維持しにくい生理状態
が続きます。
つまり、
👉 妥協したゾーンの方が維持が難しい
のです。
本質的な構造
到達が大変
↓
途中で止まる
↓
維持しにくい状態に留まる
↓
努力が必要になる
↓
「やはり維持は大変」と感じる
結論
理想体脂肪率に入るまでが大変なのであって、
入ってしまえば、
生理学的には
維持の方が圧倒的に容易になります。
体型は努力で維持するものではなく、
👉 状態で維持するものです。
目指すべきは
我慢で仕上がる身体ではなく、
👉 崩れない身体
理想体脂肪率に到達することは
維持が容易になるスタート地点なのです
