速筋と遅筋・平行筋と羽状筋

筋肥大・筋力増強をするためのには無酸素運動が必要です。

無酸素運動メインのスプリンターは速筋を鍛え、有酸素運動メインのマラソンランナーは遅筋を鍛えることが大切で、スプリンターがマラソンランナーよりも筋肉量が多いのはウェイトトレーニングや100mダッシュなど、高重量、高強度でトレーニングをしてるからです。

また、筋肉は大きく「紡錘状筋(平行筋)」と「羽状筋」とに分けることができるのですが

紡錘状筋は筋肉が長軸方向に対して並行かつ直線的に並んでおり、速いスピードで収縮することができます(上腕二頭筋や大胸筋など)

一方の羽状筋は筋肉が長軸方向に対して斜めに並んでおり、より多くの筋繊維を配置できる構造となっていて強いパワーを発揮することができます(上腕三頭筋や大腿四頭筋、腓腹筋など)

短い距離の動作で強いパワーを発揮する羽状筋(上腕三頭筋など)は 高重量ローレップス (8~10レップ)、逆に大きなストロークで伸び縮みする紡錘状筋(大胸筋や上腕二頭筋)は軽めの重量で最大ストレッチ⇔収縮させ 低重量ハイレップス (20~30レップ)をやることも筋肥大に有効となります。

競技特性はもちろん、筋肉の形状を理解しトレーニングすることで効率的に効果を出すことができるのです。